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3歳児のクラス担当・保育のポイントとは?

保育園では3歳児のクラス担任になると、1人で20人の子どもを見ることになります。3歳児は、運動機能も発達し、さまざまなことが1人でもできるようになってきますが、保育園で3歳児のクラスを担当した場合、どのようなことに注意すればよいのでしょうか?ここでは、3歳児の発達の特徴と、保育のポイントをご紹介しますので参考にしてみてください。

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3歳児の体の動き・遊び

基礎的な運動能力が育ち、歩く・走る・蹴る・跳ぶ・押す・引っ張る・投げる・転がる・ぶらさがる・またぐなど、基本的な動作が一通りできるようになります。繰り返しの面白さを感じられるようになり、運動や遊び、絵本などから学んだ体験の中で「こうするとこうなる」 などを予想をすることができるようになります。観察力が伸びてきて、大人の行動なども取り入れた“ごっこ遊び”など、イメージや創造性が発達します。

●保育のポイント
・まだ危険への判断が難しいので、状況に応じて声かけをしながら見守りましょう。
・子どもと一緒に行動しながら遊具の使い方や安全性について教えていきましょう。
・土や自然の匂い・感触・美しさなどを感じさせて五感を刺激しましょう。
・絵本やお話を繰り返し読み聞かせてストーリーを楽しめるようにしていきましょう。

<生活習慣の変化

食事は、不完全ではあるものの箸を使って食べるようになります。衣服の着脱・排泄などの基本的な生活習慣がある程度1人でできるようになります。衣服を畳んだり、片付けをしたり、お手伝いをすることに喜びを感じるようになります。より自我が強くなり「何でも自分でできる」という意識が育ち、大人の手助けを拒むことが多くなります。

●保育のポイント
・自分でやってみるという気持ちを尊重して認めてあげましょう。
・1人でできた喜びや達成感を味あわせ、繰り返し援助をしていきましょう。
・手伝ってくれた時には、助かったよ、ありがとうねと言葉できちんと伝えてあげましょう。

言葉の習得

話し言葉の基礎ができて、理解できる語彙数が急激に増え、日常生活での言葉のやり取りは、ほぼ不自由なくできるようになります。「おはよう」や「ありがとう」など挨拶の言葉も言うようになり、人と言葉を交わして交流する心地よさを体験していきます。 また「なぜ?」「どうして?」など盛んに質問するようになり、物の名前や機能を知ろうとする知的好奇心が高まります。

●保育のポイント
・子どもの言葉や会話を受け流さないように心がけましょう。
・子どもの質問にはすぐに答えを出さないで、〇〇ちゃんはどう思の?と投げかけてみましょう。
・子どもの疑問についてはいったん共感し、一緒に考える姿勢を見せましょう。

周りとの関わり

3歳児は自我がよりはっきりしてくる時期です。それとともに友達とのかかわりも増え、少しずつ分け合ったり、遊びの中での順番を守ったり、自分からきまりを守ることを覚え始めます。また、大人のまねをしたり、お手伝いなどもすすんでするようになり、人の役に立つことに喜びや誇りを抱くようになります。注意力や観察力も発達してきて人との関わり方が変わる時期と言えます。

●保育のポイント
・まだまだ自分の思いが中心なので、子どもの行動は注意して見守りましょう。
・子ども同士のトラブルは保育士が仲立ちとなって代弁してあげましょう。
・子どもが思ったことに共感してあげながら、表現する意欲を引き出してあげましょう。

3歳時は第一次反抗期

3歳児はますます自我が強くなるため反抗することも多いのですが、そこから我慢することや、思いやりなども学んでいきます。人としての基礎となる大切な時期のため、成長する姿を楽しみにサポートしてあげましょう。
※参考
厚生労働省 保育所保育指針解説書
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/hoiku04/pdf/hoiku04b.pdf

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